渋谷「WHITE GLASS COFFEE」渋谷の森。

お仕事上、毎年夏は撮影ラッシュ。スタジオに毎回デザイナーさんが持ってきてくれるローズマリーのフォカッチャがたまげる美味しさで。そのベーカリーに系列のカフェがあることを調べ上げ、攻め込んでまいりました。渋谷のセルリアンタワー裏、ロースタリーカフェ「WHITE GLASS COFFEE」。

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毎日が休日

ランチタイムには首から社員証を下げたリーマンが行き交うエリアにありながら、そこはまったくの別世界。がっちりとグリーンがとり囲み、下界のせわしない空気は遮断。英国の田舎のようなくるくるした門の向こうは、平日の昼間だろうがなんだろうが、絶対的休日。

バックがすごい

ベーカリーがバックについたカフェほど強いものはない(という持論)。それどころか「green bean to bar CHOCOLATE」というチョコレート屋さんもバックについていて、食事だけでなくデザートも含め全方位から支えられたおぼっちゃんカフェ。フード、コーヒー、環境すべてに恵まれた場所には、やっぱり女子たちが集います。たまにカフェ男子も。

GREENTHUMBのパン力

撮影スタジオで惚れ込んだベーカリーというのが、カフェから1ブロック先にある「GREENTHUMB」。フードメニューのパンはすべてそのベーカリーのもの。

コンビーフサンド ¥1,430

ライ麦のカンパーニュに、コンビーフ、スプラウト、レタス。ああ、黒いパンへの愛を再確認。香ばしさと、この強気なもちもちがたまらんのです。お隣のかわいい女子大生たちのBLTサンドは白い食パンだったから、ハードパン好きはコンビーフにして正解。(ちなみに食パンもバター30%というリッチっぷり。)自在にパンを使い分けることができるのも、ベーカリーが味方だからこそ。

こんなにおいしいパンを、お前は引き立て役だと言わんばかりに主張してくるのが、あふれんばかりのコンビーフ。うんうんわかってる、あなたとってもおいしいわ。でもたぶんそれは粒マスタードのおかげ。前に出すぎるこってりな部分を、上手にシメてくれてるみたい。いい嫁もらいましたね。

付け合わせはポテトチップ。反対派にとっては正直残念。嫌いなんじゃなく、食べちゃうからよ。全部いっちゃうからよ。今日ももれなくたいらげましたよ。脂っておいしいね!炭水化物っていいね!

ホットラテ (set)

自家焙煎のこだわりコーヒー。豆は日替わりで2種から選べて、中深煎りの「SOOT BROWN」に。無難と言っては失礼だけど、特に意外な点もなく、シンプルにちゃんとおいしい。(それが一番すごいこと)。
なのに写真はあんまりおいしそうじゃなくてごめんなさい。

泡はゆるめ。早めにヘタるので写真は特急がおすすめ。

ラテをオーダーする時は何も考えず深煎りを選んでしまうけど、フードがコンビーフなら浅入りにトライしてもよかったかも。とふと思ったのは、サンドイッチで粒マスタードの仕事っぷりを感じとった時。祝、コーヒーペアリングに興味を持ち始めた瞬間。

ものづくりまる見え

店内の奥に、まずドーナツ工房らしきガラス貼りのキッチン。このときは誰もいなかったけど、いつもは誰かがこねこねしているのかしら。おそば屋さんスタイルですね。かわいく演出されていて、ガラスの文字とか、取っ手のかわいい引き出しとか、こういう絵になるゾーン大事。

さらにその奥に焙煎機が2台もある大きなお部屋が。こちらはドーナツ工房と違って演出なしの、ガチの工場感。本気、感じます。どうやら上のフロアがカフェの専門学校のようで、ここで焙煎の授業をやるみたい。なんてすばらしい。ぜひ優秀なロースターを世に!

カメラっ子はテラスへ

過ごしやすい気温だったのでここぞとばかりにテラス席。屋根は大きいし、植木の背も高いし、日除けは完璧。食べ物の写真も自然光だとおいしそうに見えるし、何より白い大理石のテーブルっていいよね。カフェのテーブルは木が多くてどれも似たような写真になっちゃうから、そうじゃないテーブルを見かけた時はすかさず上から撮影。


森のような植木に囲まれて、外から店内の様子はほぼ見えず。そもそも坂道の途中にあって半分は2階みたいな場所だから、道ゆく人はあんまり気づかないのかも。ただ店内からは、木の隙間からちょこっと外の景色が見えます。なんてメモしていたら、昔の上司がテクテク坂道を下っていくのを目撃。なんと、なつかしいわ。そういえば、渋谷の会社に転職するって言ってたような。元気そうで何よりです。でもわたしたち、今は生きる世界が違うみたい。社員証かけてランチに出る人と、休日空間のわたし。

WHITE GLASS COFFEE
東京都渋谷区桜丘町23-18
営業時間:8:00-20:00

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