表参道「ERIC ROSE」仲直りしました。

2021 10/09

2021年10月9日

5ヶ月ぶりに降り立ちました。なんならもう来ることはないとすら思っていた、わたくしとはちょっと不仲のカフェ。

不仲と言いましても・・すべてのサンドイッチにトマトが入っていて食べられるものがなく、トマト抜きにしてもらったら悲惨なことになった、っていうただのわがまま事件です。

苦手なあいつと久々対面

とはいえまだふてくされていた子供なわたくしは、このカフェを「二度と行くかい」認定していたままだったのですが、この日はキックボクササイズとお買い物で足を酷使しすぎたゆえ、ついに夕方頃わたくしの足たちがブチギレたわけです。その時目の前にそびえ立っていたのはここ「ERIC ROSE」。今日だけは許してやれや！と足たちが言うので、ドリンクだけの約束でしぶしぶ入店したところ。

メニューがフルリニューアルしていたわけです。しかも、どのサンドイッチもトマト皆無。トマトが出てこないメニューがこの世のカフェに存在するなんて！夢かしら！

しかし今回はドリンクだけのお約束。おなかすいていなくもないけど、小腹程度だし、そもそも16時だし、ランチがっつり食べてきたし。今回は、やめておきます。って言ったつもりがオーダーしてた。しっかりドリンクもつけてた。だって、おいしそうなんだもん。どれも食べたいんだもん、どのメニューからでも選べる自由を謳歌したかったんだもん。

1日30品目

あれ、30品目いっちゃった？今日1日の栄養摂取完了？くらいの充実感あります。プレートの上は色とりどり。

スモークチキンとレバーのサンドイッチプレート　¥1,500

レバー好きはいっちゃいますでしょこれ。レバーパテもスモーチキンもふわっふわ。肉 on 肉と思えない軽やかさ。特にスモークチキンはたまげるレベル。店内でスモークしている自家製ですって。ここのスモーク担当やばい。テクニシャン。

チキンの下にいて写ってないけど、キャロットラペのにんじんがめっちゃにんじん味。今となっては野菜好き(トマト以外は)なわたくしも、幼き頃は野菜嫌いでして。母上が「こんな野菜の味が全然しない野菜をなんで食べられないの」と謎の発言をしていた意味がよくわかりました。あの時のにんじん10本分くらいの濃い味がします。そこにクミンシードががっつり加わってさらに存在感増し増し。お肉チームに全然負けてない。そんな戦いをチャバタが胚芽の香ばしさでやさしく包み込んでおります。

本日のデリ(set)

ベビーリーフのサラダ: フレンチドレッシングに、チーズたっぷり。シンプルなのでおやすみ地点的オアシスゾーン。
ビーツとツナの和えもの: ビーツって味があんまりないから、きれいな色と栄養価だけで評価されてるんだと思っていたら、おいしい。きっとこれは組み合わせパワー。ツナ様お手柄です。根菜とコクのある魚が合うってことは、ブリ大根がずっと教えてくれてたわ、そういえば。
いろいろ野菜のマリネだかサラダだか: さっぱり味のビーンズ、パプリカ、キヌア、たまねぎ、きゅうり、ワイルドライス。ワイルドライスって、栄養満点のスーパーフードなんだって。水で戻りきってないひじきだと思って食べてて申し訳ないです。キヌアも入ってるのに、いいんですかこんなにスーパースーパーしちゃって。一品でこんなにも充実したデリ、嬉しすぎ。

ワイルドライスはお米のふりして穀物。黒くて細長くて、ちょっぴりプチっとした歯応え。特徴的な味はぜず。お米より低カロリーで食物繊維やビタミンが豊富。つまりダイエットや美容にも良きな出来すぎ君です。

アイスアメリカーノ ¥580

本日も味音痴炸裂。しっかり苦くておいしい。って思ったからお姉さんに伝えたら時止まりまして。聞けば豆はエチオピア。エチオピアの豆ってフルーティーで甘いやつじゃんね。どうなってますかわたくしの舌。

¥100の重み

¥1,500のサンドイッチは高い部類に入ると思いきや、この充実っぷりでしかも食材を見る限り、打倒。むしろお得。メニューが変わる前はデリなしのサンドイッチオンリーで¥1,400だったから、この¥100に詰め込まれたお店の思いはものすごい。

お料理だけでなく、接客レベルも変わったような。豆の知識やメニューの詳細もきちんと理解していて、的確にツボついてきます。だから食べちゃったわけです、16時に夕飯を。お客さんが入ってこない時はせっせとお掃除していて、オープンなカウンター内はとってもきれい。そしてカジュアルな格好のお姉さんたち×高級そうなインテリアという組み合わせがかっこいい。椅子とか一脚20万くらいしそう。汚さないかドキドキしちゃう。