新宿「WALL」ギャップ萌え。

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新宿三丁目の裏原宿

すぐそばには歌舞伎町が広がり、いろいろな国籍の飲食店や立ち飲み屋が並ぶ末広通り商店会。このちょっとガヤっとした界隈のはじっこ、とある雑居ビルの3階に突如裏原宿が現れます。雑居ビル感は否めないけれども、お料理や接客の丁寧さがすばらしき。

バカリズム風の店主

雰囲気がバカリさん似のお兄さんが、優しい笑顔で迎え入れ、ゆっくり丁寧にメニューの説明をしてくれます。目が線になる笑顔が癒し。わがままな好き嫌いにも、相談に乗ってくれました。(きっと私がちょっと面倒そうなお客だったから)

「焼きにお時間をいただきます」の魅力

迷わずお目当てのホットサンドイッチプレートをオーダーしたわけですが、ホットサンドイッチのみ「焼きにお時間をいただきます。」の記載。この言葉。焼きたてアツアツ、中までとろりなホットサンドを想像させる、もはや魔法の言葉。パンは「新宿La Baguette」という、新宿に工場を持つお店のものだそう。街のパン屋さん級の焼きたてパンが使われているのね。他と比較しても俄然期待が膨らむ看板メニュー。

カフェメニューらしいデリプレートやオムライス、丼ぶりがラインナップ。

ホットサンドとスープのプレート ¥1,091

ホットサンドイッチは月替り1種のみ。今月は「ハーブチキンとトマトバジル」。トマト嫌いの私は諦めて他のメニューを選ぶべきだけれども、もう気持ちはホットサンドまっしぐら。バカリ兄さんの情けにより、トマトをアボカドに変更していただきました。代わりの食材を提案してくれるのは、本当に本当にありがたく。トマトをアボカドに代えたら、こっくり重めになるかと思いきや、バジルのパワーでほどよくさわやか。アボカドとチーズがトロトロに混ざり合うという最高の現象が起きておりました。

最後にふわっとバニラの香り。隠し味(?)が効いてます。

選べるデリは「豆苗と切り干し大根のナムル」と「オクラとパプリカのオムレツ」を。めずらしい食材の組み合わせで、味の想像ができないこの2品に決定。こういうの、楽しい。どちらも初めて食べるお味で、特にオムレツのネバネバ感はハマりそうな食感。思った以上に一口サイズだったけど、少しをいっぱい食べられるのは女子の大好きパターン。

上島さんに遭遇

コーヒーがなんとRoasted by「上島珈琲」。そんなことあるのね。そして見た目もまんま無糖ミルク珈琲。しかしここでは普通に「カフェオレ」と呼ばれています。

カフェオレ(set)

家具セレクトとお掃除がんばろ

ドライフラワーとかミニシアターのフライヤーとかその他いろいろ、飾りモノが多い店内。ちょっとお掃除の行き届き方が気になる姑気分です。食事するテーブルの上にドライフラワーが落ちているのは、花嫌いには致命傷。そして一部、普通の棚をテーブルとして使っているのか、下に脚が収まらず姿勢が不快。ちなみに長くありません(泣)。狭い空間にできるだけたくさん席を置きたい気持ちはわかる、がな。

お料理と接客に心温まりつつも、最後まで雑居ビル感は帳消しにできず。しかしそのギャップが面白くていいところ。好みではなかっただけのお話です。しかし新宿はしっかり食べられるカフェが少ないから、こちらのお店は貴重な存在。

WALL
東京都新宿区新宿3-9-5 ゴールドビル3FB
営業時間:12:00-20:00
www.cafe-wall.com

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